革の種類〔仕上げ方による分類〕
天然皮革をつくる仕上げの方法によって、革の仕上がりは大きく変化します。
素材としての天然皮革の魅力をさらに引き出す仕上げの方法をご紹介します。
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01
素上げ調仕上げほとんど仕上げ剤を使用せず、フェルトバフなどでツヤを出す仕上げ方法です。
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02
アニリン調仕上げ銀面(表面)のパターンが見透かせるような透明感のある仕上げ方法。少し顔料を配合したセミアニリン仕上げの革も含まれます。
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03
顔料仕上げ顔料などを使用することにより透明感がやや損なわれますが、銀面(表面)のキズを隠し、均一な着色ができる仕上げ方法です。
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04
グレージング仕上げ革の銀面(表面)に平滑性と光沢を与えることを目的に、めのう、ガラス、金属のローラーによって強い圧力を加えながら摩擦する仕上げ方法。また、グレージング仕上げの革にしぼ付けを行ったのがボックス仕上げです。
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05
アンティーク仕上げ不規則なムラ模様などを付けて古代調(ヴィンテージ)の印象を与える色調仕上げ方法。ツートン仕上げやアドバンティック仕上げなどがあります。
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06
エナメル仕上げパテント仕上げともいわれ、ウレタン樹脂で仕上げる方法です。
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07
パール・メタリック仕上げラッカーにパールやシルバー、ゴールドなどを混合して、塗装する仕上げ方法です。