KAWATALK座談会

未来のデザイナーたちに聞いた
“革の魅力って?”

上田安子服飾専門学校

大阪府大阪市にある西日本最大の服飾専門学校。実践的なカリキュラム編成で、即戦力のある卒業生を多く輩出しています。ファッション業界だけでなく、大手企業やメディアにも注目され、未来のクリエイターたちが多く集っています。

今回参加した学生さん

バッグコース3年/2名
ファッション雑貨コース2年/3名

ここ数年、トレンドだったライダースジャケット、時代をさかのぼれば70年代にも流行っていました。
一方でハンドバッグやお財布、ビジネスシューズなど革が定番となっているアイテムもたくさんあります。
デザインに左右されるのではなく、素材そのものがトレンドや定番となる“革”という素材。
その魅力っていったんどんなところにあるのでしょう?
その疑問を、作り手と消費者のちょうど真ん中にいる、未来のクリエイターの卵たち、服飾専門学校の女の子に聞いてみました!

“革に抱くイメージって?”

  • 私たちは学校の課題で使ってたり、授業でも勉強しているから、
    “革”って結構身近な存在で興味もあるんだけど、普通の人はどうなんだろう?
  • イメージとしては“高級品”?高価だからなかなか手を出せない商品
    で、お金を持ってなかった高校の頃なんて特に、周りに革製品を持っている人ってそんなにいなかったよね。
  • 憧れ?“海外ブランドのバッグ=革”って感じで。
  • そうそう、持てたらそれだけで気分が上がっちゃうアイテム。大人の女性が使っているイメージで、高校生にはまだ早い?って思ってた。
  • なんでこんなに高いんだろ~って思ってたけど、学校の授業でタンナーさん見学したり、自分でバッグとか制作するようになって、ようやくその価値が少しだけわかった気がする。
  • 手間がかかってるんだよね。商品になるまで、見えない工程がたくさんある。
  • 作り手側に立ってみて価格の意味とかも少しわかるようになったかな。
    こないだ初めて自分で革のバッグを買ったんだけど、商品の良さをわかっていても、やっぱり買うのに気合いは必要だったけど・・・

“革の質感ってなに?”

  • あと質感?手に馴染むというか、使っているうちに身に付いてくるというか。
  • 触感?他の素材にはない、独特の触り心地。
  • 愛着もわいてくるよね。
  • 長く使うアイテムは革がいいなって思う。
  • 就活で使っているバッグ、長く使っているものだけど、だんだん馴染んできていて艶もでてきてイイ感じ。ずっと使ってるから、これじゃないと落ち着かないというか、お守りがわりのような存在になってる。
  • 私のバッグはお母さんから譲ってもらったもの。なんかいいよね、長く使ってるものって、味がある。
  • でも靴とかだと馴染むまでに時間がかかるから、ついつい安い素材のものを買っちゃってたりする。で、ワンシーズンで履きつぶしちゃってまた同じものを買うという・・・
  • わかる!
  • 馴染むと一番履きやすい靴になるんだけどね。
  • 高校の時のローファーは相当履き込んだ!履き込みすぎた感はあるけど・・・でもホント丈夫だったかも。

“革ってファッション性高い?”

  • 実際に革を使った課題ってどう?
  • 他の素材にはない面白さがある一方で、大変な部分もあるよね。
  • コバ処理とか厚さの調整とか、やることはたくさんある。裏表もあるし、表情も一枚一枚違うし。
  • デザイン優先だとイメージにぴったり合う革を探すのが大変だけど、逆に革の場合は素材からデザインを考えられるというか。
  • いろんな革を見て回っていると新しいアイデアがでてくるよね。
  • 革って黒とか茶色系のイメージが強いけれど、ホントはすごいバリエーションあるし。
  • 色もそうだけど、プリント技術もすごいよね。これって革?って素材もあるけど、触ってみると確かに革の質感があって、それだけで上質感を表現できるって、革の良さだと思う。
  • 素材の持つ力だけで商品の高級感、デザイン、さらにはブランドイメージが生まれちゃう商品もあるよね。
  • 一枚一枚がオンリーワンの素材だから、作り手としてはすごく緊張もする。
  • 天然素材だから同じように見えて実は一枚一枚違うんだよね。まったく同じはないから、気に入った表情の革に出会ったら失敗できない。
  • 手が抜けないって大変だけど、作り甲斐がある!
  • だからこそ素材に負けない、デザイン、技術を身に着けないとね!
    がんばろー!

革の魅力まとめ

  • 気分を上げてくれる高級感!
  • 高いけど、それだけの価値のある素材!
  • 使えば使うほどに手に馴染む質感!
  • 丈夫だからずっと使える!
  • 色や表情のバリエーションがたくさんある!
  • 天然素材だからこそ、オンリーワンアイテム!

取材協力:三昌 レザーパビリオン