暮らしを豊かにする、リビングの名傍役たち。

RECOMMENDED POINTS

日々を過ごす生活空間のなかでは、毎日触れるもの、見るものにこそ心を配りたい。たとえ小さなひとつでも革の質感と心地よさが加わったら、きっと部屋の雰囲気も、1日の豊かささえも変わってくるはず。

◯歩くことについての研究を積み重ねたサンダルメーカーから生まれたブランド、リーラ(Reela)のレザースリッパ。姫路産レザーを用いて、木型を使いながら職人がひとつひとつ手作業で仕上げている。甲の部分には水や汚れに耐性をもたせたソフトレザーを一枚使いしている。立体仕上げは足を優しく包み込み、履くほどに増していく味わいに愛着を感じられそう。

◯テーブルの角をレザーで包み込み、優しく保護するテーブルコーナーガード。100年以上の歴史を誇る姫路のタンナー山陽が、まだ見たことのない日常の革アイテムを提案するプロジェクト「WHOSE LEATHER_SHARER」から誕生。植物タンニン鞣しのレザーを使い、金沢のクリエイター集団セッカ(secca)がデザインを手がけている。

◯栃木産のヌメ革にレーザープリントを施した、スタイリッシュな壁掛け時計。クアトロガッツ(Quatro Gats)の「ちゃんと地球に還るシリーズ」は、廃棄されてしまうことの多い床革を使用。ミモザをはじめ100%植物性のタンニンで鞣された革が使用されているため、土に埋めると自然分解されて地球に還っていく、サステナブルなインテリアアイテムだ。

リーラ Reela
1963年にサンダルメーカーとして創業、数多くのアパレルメーカーのOEM製品を手がけてきたヤマト株式会社が、2016年に立ち上げた自社ブランド。瀬戸内海からほど近い工場にて、素材選びからデザイン、制作、仕上げまで行なう。暮らしに寄り添うルームサボのブランドとして人気を博している。
https://yamato-jp.com/reela/index.html
山陽 Sanyo
1911年創業の歴史あるタンナー。紳士靴用の製革では日本のトップシェアを誇る。すべての工程を自社工場で手がける山陽の革はその品質に定評があり、靴や鞄から革小物、インテリア、乗り物にいたるまで幅広く使用されている。さまざまなジャンルのデザイナーたちとタッグを組み、レザーそのものの可能性を追求するプロジェクト「WHOSE LEATHER_SHARER」も進行中。
https://sanyotan.co.jp/
Instagram: @sanyoleather
クアトロガッツ Quatro Gats
日本産レザーを中心に、バリエーション豊かなレザー小物をラインナップ。企画からデザイン、縫製仕上げまでハンドメイド。大阪茨木市の工房「秘密基地」でつくられた名刺サイズの小さな革財布「小さいふ。」をはじめ、旅・遊び・アートをコンセプトにした、アイデアにあふれる革アイテムが人気。
https://quatrogats.com/
Instagram: @quatrogatsjp

photography: Kae Homma, styling: Natsumi Ogasawara, text: Miki Suka

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