元靴職人が手がける、心地よい暮らしのためのライフスタイルレザーアイテム。

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10年ほど婦人靴の工房で職人としてキャリアを積んだ下平裕さん。20数センチの小さな靴の世界から、いままでにない“新しい革の形”を探りたい、とライフスタイルブランド、リト ファクトリー(rito factory)を立ち上げた。福岡のアトリエショップで作るのは、革の個性を生かした、暮らしを楽しくするアイテム。レザーのランプシェードは革の繊維やミシン目から優しい光がもれるようにデザイン。ガラスと組み合わせたフラワーベースは、手で触れた時の感触を大切に柔らかな革を使う。滑り止めになる革の性質に着目したドライフラワーホルダーは、重力によって自然と縛る力が働くことで、乾燥しても花が落ちにくいという利点も。インスタグラムで発信する自身の暮らしが評判のインフルエンサー、Atsukoさんも、このドライフラワーホルダーを絶賛。「ドライフラワーの素朴さと落ち着きのある革の質感が絶妙にマッチしています。これまでドライフラワーを吊るす時は紐で美しくまとめる必要があり、少々ハードルが高いと感じていました。このホルダーを使うことで、輪ゴムで軽く留めるだけで、まとめる作業に気を使う必要はなし。フックで掛ける、画びょうで留める、お好みのスタイルが簡単に実現します。革の質感が滑り止めになり、花1本からスワッグ(花や葉を束ねて壁に掛ける飾り)まで、安定してまとめられます。使い込むほどヌメ革と花のどちらの変化も楽しめるアイテムです」

リト ファクトリー rito factory
靴職人の下平裕さんが、約10年婦人靴で培った高度な技術を生かし、靴のパタンナーをしていた妻と2019年に創業。ブランド名はイタリア語で“まっすぐ・誠実・正直”を意味するdiritto(ディリット)が由来。植物タンニンで鞣された革を使ったリラックス感のあるコレクションが評判。
https://ritofactory.theshop.jp
Instagram:@ritofactory_fukuoka
アツコ Atsukoさん
グラフィックデザイナー、インフルエンサー、ライター
企業デザイナーとして生活雑貨の商品開発・デザインを経験後、2016年に独立。kalon designを立ち上げ、グラフィックデザイン業務、真鍮表札の販売などさまざまな分野で活動。インフルエンサーとして、“季節感のある暮らし”を軸に、自身の暮らしを幅広く発信している。住まいに関連する雑誌に多数掲載。インテリアコーディネートの提案やアンバサダー活動にも力を入れる。2021年に自身のオリジナルエコバッグを販売し、さらに活動の場を広げている。
www.kalon-design.com
Instagram:@ma_home0211

photography: Kae Homma, styling: Natsumi Ogasawara, Text: Maki Shibata

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