熱海で生まれた、サステナブルで独創的な革のクリエイション。

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ベルギー・アントワープで出会ったふたりの日本人デザイナーが、静岡県・熱海を拠点に立ち上げたレザーブランド、エタブル。植物タンニン鞣しの栃木産レザーや無垢の木など、安心で害のない原材料を使っていることをブランド名「EATABLE(=食べられる)」で表現し、独創的なコレクションを発表する。蜂の巣の構造にヒントを得た六角形のボックスや、革と同様に使うほどに艶を帯びる無垢材を持ち手にした「ティンバッグ」など、ひねりのあるアイテムが揃う。あやとりの構造を開閉の仕組みに応用したコインケース「モンキーマネー」は、モデルのキキさんの小さな相棒だ。「コインケースのもっとも大切な点は、開け閉めのしやすさだと思いますが、このコインケースは蓋を押すだけで留め具から紐が外れて開くので、とても使い勝手がいい。あやとりのように編まれた紐もほかにはないデザインで気に入っています。少し大きめなので、鍵を1本と小銭を入れて持ち歩く時も重宝。使うほどに革がなじんできて、育てていくのが楽しみです」

エタブル EATABLE
多摩美術大学で建築を学びアントワープ王立芸術アカデミーを卒業した新居幸治さんと、ベルンハルト・ウィルヘルムに師事後、バルセロナで革工芸経験を積んだ新居洋子さんがベルギー・アントワープで出会い、日本に帰国して2007年にブランドを設立。洋服のブランド、エタブルオブメニーオーダーズ(Etable of Many Orders)や、アトリエを併設した店舗、イーオーエムオーストア(EOMO store)も人気。
www.eatableofmanyorders.com/eatable/index.html
Instagram:@eatable_of_many_orders
キキ KIKI さん
モデル
東京都出身。武蔵野美術大学造形学部建築学科卒。雑誌をはじめ広告、テレビ出演、映画などで活躍。エッセイなどの執筆も手がけ、旅や登山とテーマにしたフォトエッセイ『美しい山を旅して』(平凡社刊)など多数の著書がある。ドイツのカメラブランド、ライカの会報誌「ライカスタイルマガジン」にて撮りおろし写真とエッセイの連載を担当、また自身の写真展で作品を発表するなどの活動もしている。現在、文芸誌「小説幻冬」(幻冬舎刊)にて書評を連載中。
Instagram:@campagne_premiere

photography: Kae Homma, styling: Natsumi Ogasawara, Text: Maki Shibata

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