日本で唯一の馬具メーカーから、レザーの遊び道具が登場。

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北海道・砂川市に工場を構えて、競馬選手の鞍や宮内庁の馬車の道具を手がける日本唯一の馬具メーカー、ソメスサドル(SOMÈS SADDLE)。鞍や手綱などを作る高い技術力を生かして、コロナ禍に新しいコレクションを発表。「おうち時間をより豊かに」をコンセプトに、植物タンニン鞣しのレザーを使ったデスク回りのアイテムやインテリア、おもちゃなどが誕生した。使い込むほどに味わいが増す万年カレンダーや、馬車の手綱と同じ厚みのある革を使ったパズル、試作を重ねた強度のあるレザーの折り紙は、世代を超えて楽しめる新たなコミュニケーションツールといえる。ファッションライターの柴田麻希さんはこの折り紙を姪とともに愛用。「小学生の姪は折り紙が大好き。紙のように薄いので子どもでも折りやすく、一緒にさまざまな動物を折って飾ると、上質感あるオブジェに。レザーならではの豊かな感触を味わいながら、大人も子どもも楽しめるおもちゃです」

ソメスサドル SOMÈS SADDLE
1964年創業。北海道・砂川市の自然豊かな環境で約50人の熟練した職人が製品づくりを行う。1989年と2019年の「即位の礼」で使われた馬車具一式を製作するなど、技術力に定評がある。ジュエリーボックスやマルチボックス、フラワーベースなどを展開する「ドムス」シリーズが評判。
https://www.somes.co.jp/
Instagram:@somessaddle
柴田麻希 Maki Shibataさん
ファッションライター/エディター
駒沢大学仏教学部卒業後、角川書店に入社。情報誌の編集部を経て、フリーランスのファッションライターとして独立。マガジンハウスのファッション誌「GINZA」で経験を積み、現在「フィガロジャポン」や「モードェモード」などで、デザイナーインタビューやコレクションレビューを執筆。30代後半からパリコレ取材をスタートし、逆に日本のよさに目覚め、趣味は和食、茶道、生け花、着物、器集め。中田英寿の『に・ほ・ん・も・の』(KADOKAWA刊)など書籍の編集も手がける。
Instagram:@maki.shibata.writer

photography: Kae Homma, styling: Natsumi Ogasawara, Text: Maki Shibata

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