“旅・遊び・アート”をテーマに探る、レザーの新しい可能性。

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大阪府茨木市を拠点にするレザーファクトリーブランド、クアトロガッツ(Quatro Gats)は、“旅・遊び・アート”をコンセプトにさまざまなプロダクトを発信。新たにスタートしたプロジェクトが「デザミン~デザインの民主化~」。子どもが描いた絵やスマートフォンで撮った写真を、レザーの花瓶や写真立て、猫の後ろ姿を象ったキーケースにプリントできるオーダーメイドサービスだ。この花瓶と、ブランドの代名詞であるほぼ名刺サイズの「小さいふ。」はライターの脇本暁子さんのマストアイテム。「手持ちの空き瓶にかぶせて使う革の花瓶は、畳めば平面になるので、仕事場や旅行先にも気軽に持っていけます。最近は財布もどんどんコンパクトに身軽になってきましたが、譲れない条件のひとつがお札を折らないで収納できること。『小さいふ。ペケーニョ』は幅がわずか75mmの3つ折りタイプですが、お札をそのまま収納することができ、コインケースの奥行きが深いので、小銭が飛び出る心配もない。フルベジタブルタンニン鞣しの革が、使うほどに漆のように艶が出てくるのも楽しみです」

クアトロガッツ Quatro Gats
クアトロガッツとは“4匹の猫(4gats)”という意味。スペインのバルセロナに若かりし頃のピカソやたくさんの芸術家が集った同名のカフェに由来。企画からデザイン、縫製仕上げまでハンドメイドで行う。「デザミン」では小さいかばんやICカードケース、置き時計なども制作できる。
https://quatrogats.com/
https://dezamin.com/nekokey/
Instagram:@quatrogatsjp
脇本暁子 Akiko Wakimotoさん
ライター
学習院大学文学部フランス文学科卒業後、TBSブリタニカ(現CCCメディアハウス)入社。演劇誌、ライフスタイル誌を経てフリーランスのエディター&ライターとして独立。現在、雑誌「pen」「フィガロジャポン」「あまから手帖」や「サロン・デュ・ショコラ」の取材、NHK連続テレビ小説のムックにて出演者インタビューなどを手がける。大阪で8年間、エスニック料理店を営んでいたほど、東南アジア・台湾ラバー。

photography: Kae Homma, styling: Natsumi Ogasawara, Text: Maki Shibata

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