上質な革アイテムを利かせる、堀田茜のコーディネート。
堀田茜(モデル、俳優)
2014年にモデル・俳優デビューを果たし、現在はバラエティ番組への出演や、J-WAVE「ENEOS FOR OUR EARTH -ONE BY ONE-」のナビゲーターとしても活躍する堀田茜さん。明るい性格と、会話の中に垣間見える知性、誰に対しても分け隔てなく接するフレンドリーな人柄に思わず魅了されてしまう。おしゃれすることが好きだと話す堀田さんに、愛用しているレザーアイテムについて話を聞いた。
3年間、ずっと恋焦がれたレザージャケット。
小学生の頃からファッション誌に興味を持ちはじめ、「ピチレモン」や「ニコラ」が愛読誌だったという堀田さん。好きなページを切り抜いてスクラップブックを作るほどファッションを愛する彼女だからこそ、自分のそばに置くものは慎重に選びたいという。
「初めてこのジャケットに出合ったのは3年前。友人の勧めで訪れたN.ハリウッドの展示会でひと目惚れしました。でもその頃は手が届かなくて、写真だけ撮っておいたんです。それから、写真を見返すたびにやっぱり欲しいなと思っていたのですが、今年も展示会に行ったら、運よく定番の型だったようで、再会することができたんです! 3年もの間欲しいと思っていたのだからずっと大切にできるだろうと、思いきって購入しました」
一着一着に向き合う断捨離。
最近、衝動買いをすることがなくなったという堀田さん。そんな堀田さんの日課は断捨離だという。「断捨離をくり返していたら、クローゼットには自分のお気に入りにしか残らなくなりました。断捨離をする過程で一着一着に真剣に向き合うので、手放す時はとても心が痛みますが、手元に残るものにはより一層愛着が湧くんですよね。そうして大切に服を着ていきたいなと思うので、雷が落ちるくらいの衝撃を受けないと新しい服は買いません」
発売と同時に完売してしまうほどの人気だったというショートブーツは、店舗に足繁く通い、ようやく手に入れたものだという。「黒い靴が好きで、スニーカーからショートブーツ、ロングブーツまでいろいろ持っています。ただ、シンプルなものばかりだったので、デザイン性のあるものを探していて。昨年の冬に出合ったこのブーツは、珍しい中央ジップがアクセントになっていますが、主張が強すぎないので長く愛せそうだなと思い購入しました。普段は古着を着ることが多いので、靴やバッグでいいものをひとつプラスするようにしています」
両親の影響でファッションに夢中に。
「家族で旅行した際、このカードケースが気に入って見ていたら、父に『これはいい革だから買ったほうがいい』と後押しされて(笑)。家族みんな服が好きなのですが、父は特にレザーにはこだわりがあるので間違いないな、と。大人になっても持てそうな色や風合いが決め手になりました」
堀田さんが最後に紹介してくれたのは、メンズサイズのビッグなレザージャケット。「5年くらい前に購入しました。サイズがかなり大きかったからか、このジャケットだけ残っていたんです。冬はこの一着で防寒はばっちりですし、ポケットがたくさん付いていて旅先でも便利です」
大好きなレザーだからこそ、本当に気に入ったものを買いたいと話す堀田さん。最近、自身がパーソナリティを務めるラジオ番組でSDGsについて勉強するようになってからは、ものを買う時に何が“エコ”かについて考えるようになったという。
「最近は、フェイクレザーでも本物の革のような質感のものも出てきていますよね。私は牛革のスムースレザーが好きで、その触り心地や経年変化で味が出ていくよさを実感しています。古着のレザーや、すでに持っているレザーアイテムをこれからも大切に使い続けたり、生産背景を可能なかぎり調べるようにしたりすることで、自分なりのエコとの向き合い方をしていけたらいいなと思っています」
堀田茜 Akane Hotta
1992年生まれ。東京都出身。2012年より本格的に芸能活動を始め、14年にファッション誌「CanCam」でモデル活動をスタート、同年女優デビュー。現在はフジテレビ系ドラマ「アバランチ」、J-WAVE「ENEOS FOR OUR EARTH -ONE BY ONE-」のナビゲーターとして活躍中。
Instagram : @akanehotta
1,4,6,7カット目:
ブラウス/テラ(ティースクエア プレスルーム) イヤーカフ/プラス ヴァンドーム(プラス ヴァンドーム ジェイアール名古屋タカシマヤ店) リング/ケンゴ クマ プラス マユ(ヴァンドームヤマダ) パンツ/スタイリスト私物
2&3カット目:ブラウス、スカート、ブーツ/テラ(ティースクエア プレスルーム) ピアス/ヴァンドーム青山(ヴァンドーム青山本店)
●問い合わせ先:
ティースクエア プレスルーム tel:03-5770-7068
ヴァンドーム青山本店 tel:03-3409-2355
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photography: Yuka Uesawa styling: Shingo Tsuno (Impiger) hair and makeup: Miho Matsuda interview & text: Rei Sakai