池田美優が語る、愛用のレザーバッグとキーケースのこと。
池田美優(モデル、タレント)
ファッションモデルとしてデビューし、現在はタレントやラジオパーソナリティとしても活躍する池田美優さん。高校時代より仕事を始め、その中で築き上げられた彼女のセンスや価値観が、レザーアイテム選びにも表れている。
アースカラーとボヘミアンテイストに惹かれたバッグ。
「この数年、ベージュやアースカラーの服にはまっています。それまではオールブラックやモノトーンしか着ていなかったのですが、とある撮影でブラウン系の服を着る機会があって。大人なイメージで避けていたのですが、着てみたら思いのほかしっくりきて、可愛いなと思えたんです。私も成長したのかな(笑)。せっかくなのでバッグもアースカラーでしっかりしたものが欲しくて、このバッグを買いました」
選択を迫られた時、池田さんは迷うことがない。自分が好きなもの、長年愛したいと思えるものを知っている。
「昔から夏や海が好きなので、一年を通してそれらを感じるボヘミアンなアイテムを身に着けていたいです。特にいまは海外に行けないですし。あとは、基本的にシンプルなものが好きです。ロゴや柄物は買いません。私のようにまだ幼くてギャルギャルしい見た目をしている子がロゴものを持っていたら……どう思いますか?(笑) 私はちょっとストレートすぎて安っぽく感じてしまうと思うんです。“こうなりたい”っていう特定の女性像はないけれど、“こうなりたくない”という軸はあります」
人と関わることの多い仕事だからこそ、自分の”好き”を貫くことはもちろん、それが他者にどんな影響を与えるかを視野に入れている池田さん。そんな彼女が買い物をする時は、店舗よりもネットが多いという。
「最近はもっぱらネットで買い物をしています。外出する機会が減ったということもありますが、ネットが本当に便利で。サイズ感が分からなくても、自分の身長と体重、年齢を入力すると適切なサイズを探してくれるんです。あと、最近はモデルの身長と着用サイズが書かれているので、サイズ感をイメージしやすい。だから、ちょっとした買い物は大体ネットで済ませていますね」
ずっと愛用したくて選んだキーケース。
もうひとつ、愛用しているレザーアイテムとして持ってきてくれたのはキーケース。大人になっても飽きずに使うことができるデザインをと選んだのは、ゴールドレザーに星のスタッズが付いたキーケースだ。
「高校1年の時に仕事を始め、初めてひとり暮らしをすることになってキーケースを買いました。それまではずっと団地に住んでいたのですが、兄と私は自宅の鍵を持っていなくて、隠し扉のような場所に入れて共有していたんです(笑)。初めて自分の鍵を持つことができた時はすごくうれしかった。このキーケースはもう5年ほど使っているので、買った当時のことはすっかり忘れていましたが、こうしてたまに思い出すと頑張ろうって奮い立たせてくれますね」
今後新たに欲しいレザーアイテムを聞くと、革のジャケットが欲しいと教えてくれた池田さん。
「男性が着古した革ジャンを着ているのを見るとかっこいいなと思います。長年着ることができて、味がどんどん出てくるような本革のレザージャケットが欲しいです。最初からヴィンテージのものはあまり好きじゃなくて、自分でヴィンテージ感を出せるくらい着古したい。そのほうが思い出になりますからね」
池田美優 Miyu Ikeda さん
1998年生まれ、静岡県出身。2013年に雑誌モデルとしてデビュー。現在はフジテレビ系「突然ですが占ってもいいですか?」にレギュラー出演しているほか、ニッポン放送「#みちょパラ」ではメインパーソナリティを務める。
Instagram : @michopa1030
photos : YUSUKE ABE(YARD), hair and makeup:YUZUKO, realization : REI SAKAI